Available Here: Dog Grooming

プードルのトリミング【お顔カット】Dog grooming poodle's face

Dislike 0 Published on 9 Oct 2017

History:

私がトリマーになったのは1匹の犬がきっかけでした。
それは愛犬の「チロちゃん」。

中学生の頃、友達のおうちで生まれ我が家にやってきたシーズーのチロちゃんは、とても可愛らしくて優しい子で、私にとって大切な大切な存在でした。

チロちゃんが7歳くらいの頃でしょうか、
なんとなく目元の伸びた毛を切ろうとしたら、あまりにも凄い勢いで拒絶をし、まるで別犬のように暴れ一瞬で血が出る程に強く噛んだのです。
思い起こせば我が家に来てから数年間はトリミングの仕上がりはキレイだったのに、次第にガタガタになっていた。

普段の温厚なチロちゃんからは想像もつかないような豹変ぶりに、トリマーさんに初めて「不信感」を覚えたのでした。

犬は喋れないので「何があったのか」を聞くことはできませんが、トリミングで嫌な想いをしてしまったことに間違いないということは分かりました。 そしてそれに気づかず何年も過ぎてしまった事。

そして次にトリミングに出す時に「また面倒くさい犬がきた」とおもわれているのなら悲しい・・・。 

「なら私がトリマーになる」

そしてどんなに噛まれても「この子を絶対に怒らない!」 そう決めたのでした。
怖い思いをしてその反応として噛んだり暴れたりする子に対して「叱る」というのは逆効果でしかありません。
しかし「こら!!」「言う事ききなさい!!」そう言ってトリミングをしている方はまだまだ沢山います。

嫌なことを無理強いるのではなく、いかに「怖くないんだよ」と教えてあげられるかがプロの仕事であると私は思います。

チロちゃんは亡くなるまで口元のカットをさせてくれませんでした。 最期の日、火葬する前に、初めてチロちゃんの口元の毛を切ってあげました。 たったの1カット。死ぬまで拒絶し続けた愛犬の気持ちを考えると今でも胸が痛いです。

そして舌には2個所、、、 切れた跡があったのでした。

チロちゃんが命を全うするその瞬間まで、全身を張って私に教えてくれたことは言葉よりも強く重いです。

お願いだから、怪我をさせてしまったら正直に伝えて欲しい。犬が喋らないことをアドバンテージに、真実を隠してはいけない。身体だけでなく同時に心も傷付くということを知ってください。

そして、動物を相手にしている以上「完璧」にはならいことを飼い主様も理解する必要がある。 動く生き物に対して刃物を使って技術を施すということは、ただ「可愛くする」「癒しの仕事」ではなく、神経を張り巡らせながら可愛く安全に仕上げてお返しをするのです。 簡単にできることではありません。

プロのトリマーとして、チロちゃんが教えてくれたこと「犬の言葉」を伝えることが私の使命のような気がします。

動画の撮影に協力してくれた当店のワンちゃん達がどの子もみんなリラックスしていい子にしている事にお気付きでしょうか。
それが全ての答えです。

トリマー満10年(11年目)を迎え、
私のカット技術や犬の扱い方を動画にまとめることにしました!


By : トリミングサロン チロのアトリエ
http://www.chironoatorie.com/
トリマー: 生井沢里美マリー
https://ameblo.jp/c-h-i-r-o-s-a-k-u/
http://chiro03.wixsite.com/marie
https://youtu.be/dy-Eyi9bcEA?list=PLh8kLnHiTD9hv9_dVAgvS44-4Dr8f8Qnr (インタビュー動画)
デザインカットのカリスマトリマー。シンガーソングライター。雑誌・TV・セミナー講師・国内外コンテスト等で活躍。自身のサロンは常時数ヵ月待ち、ご新規様は年待ち。ボラトリにも参加している。2016年よりシンガーソングライターMarieとして音楽活動スタートしました♪

その他の動画:

**あまりにも酷過ぎる飼育放棄 Animal Neglect【プードルのボランティア・トリミング】**
① https://youtu.be/VX6PsbXsSmE
② https://youtu.be/lIMPrQ6hLKg
③ https://youtu.be/U3gsLOjvS6I
④ https://youtu.be/RoR_ti7wFaI
⑤ https://youtu.be/rIQKH1e3YEc